芸術家紹介 光を操りし色彩の魔術師、画家ピエール・ボナール

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ボナール・セリュジエ画家(フランス1867~1947没)

 

 

 

出会い

ボナールとの出会いは、2年前私が東京に行く予定があり、東京の展示を調べたら、国立新美術館でピエール・ボナール展が開催されていた。

その時は残念ながら、美術館が休館日で作品を見ることはかなわなかった。

けれどボナールの独特な絵が印象的だったので、後日画集を購入した。

画集には、ボナールは後期印象派、ナビ派(画塾などの学生を中心に結成された、芸術家のグループ。ナビは預言者の意味)と呼ばれており、ゴッホなどと同様に日本の美術特に浮世絵から大きな影響を受けたと描かれていた。

確かに初期の絵はそういった感じを受けたが、後になるほどボナールは自分の作風を確立させており、西洋美術を確実に継投しているように感じる、けれどその中には確かに日本の美術の考え方があり、それが高いレベルで融合されている。

乗合馬車

 

 

作品

ボナールの作品の特徴は、絵の中の様々なものが溶け合っており、人も食べ物も自然も全て同一な模様のように感じる、絵に動きはなく、一瞬の静謐さが切り取られており、見る人に落ち着きを与える。

色彩の扱いがとても上手で、明るく希望に満ち溢れた色使い、ただ明るすぎるゆえに逆説的に不安を感じるのはひねくれた考えだろうか。

とても明るい人、その人はどんな時でも無理に明るくいようとする、そういった人には暗さがある、光が強いから、そのコントラストでより暗く見える、そんな印象をボナールの絵から私は受けた。

けれどその暗い部分があるからこそより魅力的であり、惹かれるのだと思う。

食卓

 

ボナールの言葉

「人物はそれが置かれた背景の一部であらねばならぬ」

「芸術は自然ではないのだ」

「対象やモティーフの存在は、実際に絵を描いている時の画家にとっては、大変邪魔になるものだ。絵の出発点は一つのイデーなのだから」

「突然部屋の中に入った時に目に一挙に入ってくるものを描く」

開かれた窓

 

 

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