松竹梅の始まりと、それぞれが持つ縁起の良い意味の紹介

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松竹梅の組み合わせは縁起の良い組み合わせとして古くから日本人に愛されてきました。

今でも料亭のメニューや、百貨店のチラシいたるところで目にします。

そんな風に親しみ深い松竹梅、その起源と、それぞれがどんな風に縁起がいいのか、そして意匠的組み合わせの魅力について解説していきます。

 

 

松竹梅の起源


松竹梅の起源は中国の宋の時代までさかのぼる、当時の中国の画人達が好んだ画題に歳寒三友というものがあります。

それが松竹梅の組み合わせの始まりだと言われており、当時の意味合いは今一般的に認識されている松竹梅とは違っていました。

松と竹は寒い中でも色褪せず、梅は寒い中でも花を咲かす、そのさまが「清廉潔白、節操」を表しており、その時代の文化人の理想的な生き方として好まれてきました。

 

松竹梅が日本に入ってきたのが平安時代ごろとされており、縁起物として広く知られるようになったのは江戸時代になってからです。

江戸時代は鎖国の影響により日本独自の文化が育った時代で松竹梅もその時代に縁起物の組み合わせとして広く浸透したようです。

松竹梅それぞれが持つ意味合い


松、竹、梅はそれぞれとても縁起がいい意味合いを持っています。

一つずつ紹介していきます。

 

一年中緑を絶やさずに何百年も生き続ける力強い生命力から、「長寿」の象徴とされています。

 

 

竹林は日本のいたるところで見ることができます。とても繁殖力が強く成長も早い木です。

そこから「子孫繁栄」の象徴とされています。

 

 

梅は桜より一足早く、まだ寒さが残る中で、花を咲かせます。寒い中見事に咲く姿から、「気高さ、高潔」の象徴とされています。

「長寿」「子孫繁栄」「高潔」それらの組み合わせが松竹梅です。これだけ縁起が良ければみんなに好まれるのも納得です。

そして松竹梅のすごい所は意匠的、デザイン的にも優れているということです。

 

松竹梅の三友


松竹梅は三友と呼ばれて図柄的にとても相性がいいです。

松の老練さと竹の若々しさは対照的ですが色合いがまとまっています。

けれど色味が寂しい感じがします、そこで生きてくるのが梅の花の色味です。

紅一点、松と竹と組み合わさることで梅の花の美しさが一層際立ちます。

その美しさにも負けない松と竹の力強さがあり、三友はお互いの良さを引き出しあいます。

緑系統が多い中赤を少し加えることは色彩的にも優れているのです。

赤と緑は補色関係にあり、緑を近くに置くことで赤の色味がより鮮明になります。

それは図柄でも同じことが言えます、直線的な松と竹の中に曲線的な梅の花を加えることでお互いにその特徴がよりはっきりとし見る人に伝わりやすくなるのです。

 

松竹梅は縁起もよく意匠的にも優れています。

多くの良さを持つ松竹梅だからこそ私たちの生活にこれだけ浸透したのではないでしょうか。

 

豆知識

松竹梅は三友であり、どれが偉いなどと言った、明確な序列はない。

みんな仲良し。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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