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フォーカシングが失敗する時

自分の気持ちがわからない、モヤモヤする時の対処法などとしてフォーカシングを使おうとすることがあります。 ただ、やり方がうまくないと失敗してフォーカシングにならないことがあります。(心理カウンセリングを受ける時も同じような感じだと思います)

早口で矢継ぎ早に色々な話をする時は、自分の内面に踏み込まないのでフォーカシングは失敗する

フォーカシング(心理カウンセリングも)がうまく進むのは、自分の内面も見ながら話をしている時です。ここでいう自分の内面というのは、まあ言ってみれば体の感覚、体側の感じです。

”自分”というのはたいていの人にとって”人間”、”一人の人間” という意味になると思うのですが、私は厳密には違うと思っています。

”自分” というは、”人間側” と ”体側” の2つが合わさったものだと思います。”人間側” は、脳の使用権を持っていて、記憶があり、ものを考え、体を動かす第一優先権を持っています。(二人乗りの戦闘機でいうと、”I have control.” 通常はコントロール権、優先権を持っている人ですね)

”体側” は、通常は裏方になっていますが、動力炉を握っているのはこちらです。あまり、体側の都合をないがしろにするとろくなことになりません。

巨大災害とか、強烈に痛い苦しい、激しいショックなどで ”人間側”が大幅な不調に見舞われると一時的に”体側” がコントロールを握ったりすることもあります。その時”人間側”は奥に引っ込んで「現実感が薄まった状態」になったりします。

でも、通常時も”体側”がいないわけではないのです。いつも”人間側”と一緒にいるのです。

心理的なモヤモヤがあったり何か非常に困ったり苦しかったり自分の気持ちがわからないとか思って、心理療法をしてもらおう、フォーカシングをしてもらおうと(心理カウンセリングでも)訪れた時などは、”人間側” だけでなく ”体側” も間違いなく不調や不満を持っている状態になっています。

頭を使って話すだけではなく、じっくりゆっくり自分の内面、体側にもふれながら(両方の都合の代弁者として)話をする

”人間側” と ”体側” 、両方の意向を確認しながら話すことになるので、話す速さは通常の日常会話よりずっと遅くなるのが普通だと思います。(それなりの経験があるリスナーの人や心理カウンセラーならば、フォーカサーが内面に全く触れずに話しているかどうかはすぐ分かるので、その場合は内面を見ようとする方向に誘導したりします。

ちなみに何度誘導されてもどうしても内面を見ない人は、フォーカシングや心理カウンセリングは失敗に終わり、治療効果はほぼ見込めないと、私は思います)その場合は何か別のやり方を探した方がいいかもしれません。

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