フォーカシングは「カウンセリングが上手くいった時の事例を集めて」こういう方向性でやればうまくいくのではないか、というのを集めて作られた技法、心理療法です。

AIに聞いた補足:
ジェンドリンらは1950〜60年代にシカゴ大学で、「なぜ同じカウンセリングを受けても、効果がある人とない人がいるのか?」を調べるため、大量のカウンセリング録音テープを分析しました。その結果、「カウンセリングの成否を分けるのは、技法やセラピストの腕だけでなく、クライエント自身が『自分の内側の、まだ言葉にならない身体感覚(フェルトセンス)に注意を向けられているかどうか』である」という結論にたどり着きました。
つまりフォーカシングは、「どうすれば誰もがその『上手くいっている人のプロセス』を再現できるか」を抽出して作られた手順(ステップ)だと言えます。
心理カウンセリングが上手くいく時というのはどんな時なのでしょうか。
それは、ゆっくり時間を掛けながら自分の中の感覚と対話しながら、感じを確認しながら話している時だと言われています。
いわゆるマニアとかオタクの人が嬉しそうに早口で漫画、アニメ、ゲームやカードのことを語る時(聞いている相手が理解しているか、理解される速さで自分が話しているかどうかなどは頭から抜けている)のことを思い浮かべてみてください。

カウンセリングを受けに来た患者の人が、怒りながら早口で誰かを責める内容を語る時の状態は、その状態に少し似ているように私は思いました。
楽しいことを早口で語ったり、怒りを次々とぶちまけている時、頭/人間の頭脳側に「記憶/メモしておいた」情報を出している。この時、腹の中とか胸の中の感じを確かめながら(頭だけでなく、腹の中とか胸の中の感じとも相談しながら)語ったりはしていない。

AIに聞いた補足:
頭だけの言語化(理性・思考の優位): 脳内のストック(論理や記憶)をそのまま外部にスキャンしている状態で、エネルギーは頭や口に集中し、身体(胴体部分)の感覚から乖離(解離・ディソシエーション)しています。カタルシス(感情の表出)との違い: 怒りを早口でぶちまける行為は一時的なスッキリ感(カタルシス)を生むことがありますが、それだけでは「根本的な問題の変容」や「新しい気づき(シフト)」が起きにくいことが知られています。フェルトセンスを伴うプロセスでは、頭の思考と身体の感覚が橋渡しされ、身体レベルでの「腑に落ちる感覚(ボディ・シフト)」が訪れます。
カウンセリングがうまくいく時(※フォーカシングがうまくいく時ももちろん同じ)というのは、たいていの場合は、頭だけでなく腹の中とか胸の中の感じ(まだ明確な言葉になっていない、もやもやとした思い)とも相談しながらゆっくり時間を掛けながら話す時だ、と言われていると私は記憶しています。

時間をかけて感じてゆくことで、明確な言葉になっていない、もやもやとした思いは、だんだんはっきりした言葉になっていったりします。自分の中、腹のあたりには、こんな思いがあったんだ、こういうふうにしたかったんだなぁ、そうか、そうだったのかぁ、などと気が付いたり、気が付いたことで気が晴れてすっきりしたりします。

早口ではなく、ゆっくり話している時でも、腹の中とか胸の中の感じと相談出来ていない場合はやはりカウンセリングが上手くいかない場合が多いのだと私は思います。

例え相手が心理カウンセラーでも、自分のことや悩みを話すのは恥ずかしい、話づらいと思い、ぎこちなくなってしまうことも多いのだと思います。

そのような状態で、腹の中とか胸の中の感じと相談しながら話すというのは、それはそれで中々難しいのだと思います。

AIに聞いた補足:
感じようとしても、モヤモヤではなく『何も感じない(あるいは固まっている)』と感じること自体がよくあります。フォーカシングでは、「モヤモヤした感じ」だけでなく、「何も感じない」「ただ圧倒されている」という状態そのものも、身体からの大切なメッセージ(フェルトセンス)として扱います。
カウンセリングの場や一人で行う際も、すぐに上手に感じ取ろうとするのではなく、「感じにくい自分」や「緊張している自分」と一緒にいること(コンタクト)から始めていいのです。
