米国 National Center for PTSDの EMDR に関する 3分弱のYoutube動画です。(米国国立PTSDセンターにも動画集があります。)
以前、三森 みさ (著) いいかげんに生きづらさを終わらせたい: トラウマ治療体験記 の関連セラピーのリンク集 の記事で紹介しましたが、改めて取り上げてみます。

米国のNational Center for PTSD(国立PTSDセンター)にはPTSDやトラウマに関する情報や動画が沢山あります(動画は、左メニュー中ほどの Apps, Videos and More の中の Videos です)。
今回はEMDRの動画を取り上げます。平易な英語なので、Youtubeの日本語字幕を付ける(設定→字幕→自動翻訳→日本語 を選択)と非常に分かりやすいと思います。
ここからは少し批判的な感想になります。米国式なのか、何というか「必ず良くなる」という方向を示し過ぎているように私は感じました。
最初の音楽から、後半の幸せそうに聞こえる音楽が、そういった方向性を盛り立てます。
3か月ほどで殆どの人はPTSDの症状が緩和され、日常生活が送れるようになります、という感じなのですが音楽や声の調子だけ聞いていると「必ず完治します!」と言っているような気がしてきてしまいます。
※あくまで私の感想です。
取り扱っているのが主に単回性のトラウマやPTSDとはいえ3か月でそこまで回復するものなのかなぁ、とは思いました。(※複雑性PTSD(愛着トラウマなど長期的なもの)だとペースが異なり、更に丁寧なアプローチが必要で、もっと時間がかかる可能性が高いみたいです)
それはそれとして、この動画を見ると、EMDRとはどのような治療を行うのかが、とても理解しやすく短くまとまっているように思いました。
治療者の指導の下、暴露療法の1種として辛い体験を思い出しながら、今はもうそこにはいないのだ、と自分の立ち位置を確認してゆく、といった感じなのでしょうかね。

動画より抜粋。〇×年□月7日。治療開始。治療者がEMDRの手の振り付けをする。災害時のことを思い浮かべ始める被験者。
表情が暗い。(あなたは、今どんな感じだろうか?)自己否定的な考えを持っている。ストレスレベル100%。服の色も赤です。

〇×年◇月13日。治療開始後しばらく経過。災害時のことを思い浮かべ始めるが、辛い記憶が多少薄れてきている被験者。表情が暗くはないが感情が乏しい。
(今どんな感じだろうか?)まだ、自己否定的な考えを持っている。ストレスレベルは80%に減少。服は少し薄くなった赤色。

〇×年☆月26日。治療開始後かなり経過。災害時のことを思い浮かべ始めるが、辛い記憶がさらに薄れてきている。笑顔を浮かべる被験者。
(今どんな感じだろうか?)自己肯定的な信念を持ち始める。ストレスレベルは約50%に減少。服は薄いオレンジ色。

〇×年〇月5日。治療開始後さらに経過。治療終了も近い。災害時のことを思い浮かべようとするが、辛い記憶が薄れ、単なる記憶になってきている。笑顔を浮かべる被験者。
(今どんな感じだろうか?)さらに自己肯定的な信念を身に着けようとしてゆく。ストレスレベルは約15%に減少。服は穏やかな黄緑色ですね。
動画はこのあとも少し続いて終了です。
