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トラウマ治療体験記と、トラウマ学会で講演を聞いたり複雑性PTSDの臨床本を読んだ時のこと

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結論から先に言うと、後ろの2つ(学会の講演と臨床の本)は素人である私には参考になりませんでした。(※もちろん専門家だと評価は変わるのだと思います)

2014、2015年の学会でいただいた冊子とPTSDの臨床の本

トラウマ学会で講演を聞いた時のこと:
当時、どうすれば自分のトラウマ、PTSDを無くせるのかなぁとか考えていました。

会員ではなくても非会員価格で参加はできたので、トラウマスストレス学会に参加、というか講演とかを聞きに行ったことがあります。2日間でシンポジウムが20~30あり、聞きたいのを自分で選択して参加する形でした。


2014 第13回日本トラウマスティック・ストレス学会 こころのケアの未来
2015 第14回日本トラウマスティック・ストレス学会 ‘語る‘を支えるトラウマケアへ

被災地でのメンタルケアやレジリアンス、回復への力のお話。こんな人にこういうサポートをしてこのように回復、回復の兆しが見えました、といった報告会。治療者の方々の成果発表、こういう症例にこのような対応をしてみて改善が見られた、治療の参考になるかもしれない話。学術的、論文的な、何というか難しい話が多い印象でした。

専門の大学を終了した知識が前提に求められる、基本的には治療者向けの会合という印象(もちろんそうであって、私の方が部外者だったわけです)。被災地でのケアの話は印象深くはありましたが、自分に参考になる部分はあまりない感じでした。

治療者の治療のヒントになる情報はあるのかもしれませんが、トラウマを治療してほしい人(前提となる学術知識が少ない人)が聞きに行ってもあまり参考にならない場所だと私は感じて、参加を終了しました。

複雑性PTSDの臨床という本を読んだ時のこと:

金剛出版 精神療法2019 第45巻第3号―複雑性PTSDの臨床―“心的外傷~トラウマ”の診断力と対応力を高めよう

自信がありませんが、複雑性PTSDの私の理解は以下のような感じです。
1回の事件や事故、災害の結果のPTSDとは違い、いくつもの事象が複雑に絡まって影響している場合のPTSDを複雑性PTSDという。子供の時の複数の事象によって起こるPTSDは、複雑性PTSDであることが多い。

私のも、分類するとすればこの複雑性PTSDなのだと考えています。

それはそれとして、この本というかPTSD特集ムック本も、誰の記事を読んでも非常に学術的というか私には大変難解でした。(専門の大学を終了した知識が前提に求められる、基本的には治療者向けの本ですね)

それでいて、じゃあ、どういうふうに治療してもらえばいいのか、どこへいくと具体的にどのような治療が行われるのか、そういう具体的なことはあまり書かれていないように私には感じられました。

トラウマ治療体験記を読んだ時のこと:

いいかげんに生きづらさを終わらせたい: トラウマ治療体験記
三森 みさ (著) Kindle版 ¥550

これは漫画の本なのですが、治療されている人の目線なので非常に入りやすく分かりやすい本でした。手に取ってもらうためなのかページ数のわりに価格が異様に安い本でありがたかったです。(kindleでなく紙版にしたとしたら分厚い本です)

トラウマ学会とPTSDの臨床本のことを書いていたら、対比としてこの漫画を思い出して、書いています。世の中の色々な学術書もこんな感じで平易に分かりやすく書かれていたらなぁ、と思わずにはいられませんでした。

ただこの漫画は、1つの治療法を突き詰めたような内容ではなく、カウンセリングに行ってみた(それはこんな雰囲気でこのように対応してもらった)、しばらく元気だった、調子が悪くなったので今度はこの療法を試してみた、EMDRも試してみた(やってみたらこんなふうに感じた)、次はこの技法を……といった形式で(形式というか本当に作者の人が実録でこのように試してみたのだと思います)書かれています。

1冊の本とは思えないぐらい多様な治療法を実際に受け、何をするのか、本人はどう思ったのか、具体的によくわかる記述がある、漫画です。

1つの治療法を詳しく知りたいという場合にはこの本とは別の何かをも見る必要があります。ですが、さわりを知りたい場合には便利な本です。これ一冊でトラウマ、PTSDを解消できる、みたいな本でもなく、その場合でもやはり治療の手始めにどの治療法を試してみようか、といった趣の本だと思います。

私が感じた欠点をあげるとすれば、何だか作者の人がパワフルすぎで治療を急ぎすぎ(時間を沢山はかけずにすぐに良くなりたいという希望、考えを感じる)と思ったことです。

私だったら、同じよう行動するとすぐに疲れて疲労困憊しそうなので、休み休み、時間をかけて少しずつ試すと思います。

ちょっとした問題ならば、短時間の治療ですぐ元気になれることもあるかもしれません。

でもトラウマ、PTSDみたいなものの治療は、長い、長い時間が掛かることもあるのじゃないかなぁと思いました。

深刻な、重たい問題でも、長い時間をかけて端からちょっとずつ削るようにすれば解決できることもあるというか。(逆に短時間でやろうとすると押しつぶされる場合が)。まあ、時間のかかり方は人によって千差万別かもしれないので一概には言えません。

私はフォーカシングしたり絵を描いたりを続けようと思いました。


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記事中でも紹介しているようにどんな治療法があるのかと色々調べて知りたい場合には便利な本です。漫画を描きなれている人が自分の体験記として書いた漫画なので非常に読みやすいのもポイントです。

Read Sampleをクリックすると最初のあたりをお試しでそのまま読めるみたいですね。

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