フォーカシングとは? やり方とフォーカサー・リスナーの役割(2人フォーカシング)

2人フォーカシングの説明など

2人でフォーカシングを行う絵

フォーカシングとは?

フォーカシングとは、身体で感じられる、まだ言葉になっていない微妙な感覚に注意を向け、そこから自分の気持ちや気づきを探っていく方法です。

この記事では、私が学んだフォーカシングをもとに、フォーカサーとリスナーの役割、セッションの進み方、実際の声かけの例を紹介します。

フォーカシングでは、何かを無理に思い出したり、答えを急いで見つけたりするのではなく、自分の内側にある感覚にゆっくり注意を向けていきます。

フォーカシングは心理療法の一つです。なるべくリラックス(例えば足ほぐし体ほぐしをしてからやったり)してからリスナーの人の誘導に従って話をします。(白岩紘子先生のやり方を参考にしています)

大雑把にいうとカウンセリングの1種(詳しくは→ フォーカシングと「カウンセリングが上手くいった時」の詳細)と思います。

「フォーカシングとは、まだ言葉にならないような、からだで感じられる微妙な感覚に注意を向け、そこから言葉を出していく作業です」日本フォーカシング協会の説明 より抜粋

フォーカサーとリスナーの役割

話をする人をフォーカサーと言います。声かけをする人がリスナーです。リスナーは心理カウンセリングで言うとカウンセラーの人にあたります(※役割はちょっと違うかもしれません)。

フォーカシングはどのように進む?

大抵は以下の3つから選んで「今こんな感じ」とか「これが気になってるのでやりたい」とか、自分がしたい話をして、見ていきます。

1.今のからだの感じ

2.最近の自分はどんな感じで生きているかな

3.気にかかっていること、気にかかっている人について

リスナーの声かけの例

リスナーはフォーカサーのナビゲートをします。

「どこを見ていきたい?」「もう少しこの場所にとどまりたいですか?」

「私は(リスナーは)聞いていて、あれが気になったのですが、そこの部分を見てみませんか? それとも違う部分を見ますか?」

「(フォーカサーが長い沈黙をしている。何かを感じているか考えている様子だ)今、どんな感じですか? 何をしたいですか?」

「そろそろこのへんで終了しますか? それとももう少し続けますか?」

たいていは、ある程度進んで、この辺で良い区切りかな、と思うあたりで終わります(リスナーの人とフォーカサーで相談してこの辺で終わろう、とか話します)。

フェルトセンスとは?

身体と意識と無意識の狭間の感じを見ていったりします。この辺りの場所をフェルトセンスと呼称して、フェルトセンスに触れるなどと表現する人もいます。

この感じ」はこの辺りの場所にあるからそれのそばにいて見る、感じ続けるという場合が多いと思います。

ちなみに強引に興味本位で、無意識の奥の方へ、奥の方へと行こうとするのは危険である、(自分の許容範囲を超えて無理に掘り下げず、必要に応じて休止したり、経験のある支援者に相談したりすることも大切)という話を聞いたこともあります。

つらくなったとき、どうする?

たまにものすごく大きくて苦しい問題がでてきてしまったり、途中で自分の中を見ていくためのエネルギーが尽きて疲れ果ててしまうなどということも起きます(すごくまれですが)。

そういう時は、問題をいったん少し遠くに(クリアリング・ア・スペース)退避させて終わったりします。そして次やる時にまた引っぱり出してきて何回かかけて受け止めてゆく感じになったりします。